間取りには
公的空間、
私的空間とともに、設備スペースも必要です。間取りの中の設備スペースとは、具体的にいうと、台所や浴室・脱衣所、洗面所、トイレや収納スペースのことを言います。平屋建てにはあまり関係ありませんが、階段なども設備スペースということになります。
設備スペースは、住居設計でもっとも中心的な部分として検討しなければならない部分でもあります。例えば、台所は家事作業の中心となる場所になり、浴室・トイレは家族全員が使いやすい位置に配置することが必要になってきます。
台所は、最近では開放的かつ効率的に設計されています。一方、食寝分離の傾向が強く、台所を居間やダイニングと自由に融合させ、合理的なダイニングキッチン型(DK型)などの生活様式が定着しつつあります。
住居内の家事作業は、台所の調理作業とともに、育児・浴室の掃除や管理、洗濯と整理・収納などがあります。
台所はこれらの作業を能率的に行うための基点となり、間取りの中核ともいえます。そのため、台所の位置は、浴室・洗面脱衣室、洗濯スペースなどに近接させることで、台所作業と併用して家事を効率的に行うことができるようになります。
また、居間や食事室との連絡を考慮しつつ、常に明るい、活動しやすい場所としてプランするようにしましょう。
台所は一般的に、勝手口に近いほうから、収納スペース、流し台、調理台、食器洗い器、ガス台またはガス・レンジ、配膳台の順で配列されています。
台所の配置は、一般的に次の5つに分かれます。
@直列型 作業台を一列に配置し、I型ともいう。簡便な使いやすく計画しやすいタイプ。
A並列型 作業台を2台平行させて配置するタイプ。横の作業動線が縮小される。
BL字型 作業代をL字型に配置し、作業動線が短縮され、能率的。
CU字型 作業スペースを壁面などにU字型に配置するタイプ。室内の広さに十分なゆとりが必要。
Dカウンター型 作業スペースを室内に半島型に突き出し、カウンター形式とするタイプ。作業スペースを間仕切りとし、収納スペースなどを計画することができる。
間取りプランにあった形式の台所を、作業しやすい場所に配置するよう考慮してみましょう。